日記の活動をアピールする気持ち

日記の活動をアピールする気持ちの表れと、気持ちの変化

とし

4月からしばらく東京で暮らしていて、8月に札幌に帰ってきた。東京について知ったような口をきけるほど何かして暮らしていた訳ではないので、とくに東京とタイトルについた曲を作ることはできない。東京とタイトルについた曲は東京について知ったようなことを歌うものではないな、と書いてから思う。

おそらく東京は性に合っている。4ヶ月住んでみて、「こういうところだった」とはっきり(そしてかっこよく)表現することはできないけれど、美術館はたくさんあるし、毎月来日バンドがライヴするし、名画座が安い。アマゾンは翌日には届けてくれる。しかし浮かれきったひと月をすごしてから気がついた。なんだ、消費者目線か。

 

ずっとクリエイターを気取っていて、その実大それたことは計画という名の夢をみるばかりだった。東京にいるうちは随分と良い消費者であったのは確かだけれど、首都高目の前の狭いワンルームは特別な何かを産み出す場所になることなく、消費者を詰め込んで、消費者を吐き出した。